青くて、でかい…ちょっとキモチ悪いな…
そんな13年前、まだ若くて青かった頃の私の感想。
ですが、とにかくドデカい衝撃が走ったことだけは忘れていません。
2022年、ほぼ内容忘れた状態で鑑賞しました。
IMAX3D。
…(´;ω;`)ウッ
これは、あかんやつだ。
マスクの上にダブル眼鏡。
泣いたらだるいやつ…(´;ω;`)ウゥゥ
ほんとに心揺れました。震えました。
映像体験がすんばらしいのは当たり前に同意ですが、物語がとにかく素晴らしすぎる。
13年前青くてキモイな、とか言ってた自分、浅はか(恥)。
なんて美しくて尊い生き物なんでしょう。
これは、2作目の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」が楽しみになってきました。
今年は良い映画上映が多すぎる。
過去の作品を、綺麗に進化させて上映してくれて、新作を観るときとは違った、新しい映画体験ができることを知った1年でした。
もう1回映画館で観たい作品山ほどありますよね~~。
余韻がすごい。アバターすごい。すごいしか出てこない。
世界興行収入ナンバーワンは首がもげるほど、うなずける。
全部。全部。良かった。
映画「アバター 3Dリマスター」の概要

監督:ジェームズ・キャメロン
原題『Avatar』/2022/166分/アメリカ
SF/アクション/神秘的・美しすぎる世界観
個人的評価:
『ターミネーター』『タイタニック』など、名作中の名作を生み出しているジェームズ・キャメロン。撮りたい映像のためには、まず技術の開発から。という記事を読んで、監督ってそこまでするんだ。と驚きました。『アバター』では3Dカメラを開発、圧倒される衝撃的な映像が凝縮されています。
この世界観やばい。どうしたらこんなやばいもんが浮かんでくるの?
そう。語彙力が死ぬほど、細かい所まで、全部全部、やばいんです。やばいですよね?ほんとに、息をのむ美しさです。
語彙力泥棒のジェームズ・キャメロン。
子供の頃は、SF・ファンタジー系の小説とか読みまくってたらしい。
私も読もうかな。読んだら、あの世界観作れたりする?
一番好きなのが、ロバート・A・ハイラインらしい。
インスピレーションもらってるらしい。(らしいらしい星人)
私、岡田斗司夫さん好きなんですよ。
岡田さんも、ロバート・A・ハイラインの「月は無慈悲な夜の女王」を推してたんです。本屋で手に取ったら、死ぬほど分厚くて、これはまだ私には早いと、無言で棚に戻しました。
読んだことある人いたら、是非感想聞かせて欲しい…
そんな、衝撃映像と衝撃世界観爆発の『アバター』ですが、現在5作目まで、公開予定が発表されています。5作目が公開される時、私はいったい何歳なんだろう…と思ったら、ちょっぴり泣けてきました。が、こんな素晴らしい映画が大作になるのは、嬉しいですね。
映画「アバター 3Dリマスター」のあらすじ
地球から約5光年離れた惑星(月)パンドラ。
パンドラに眠る貴重な資源を採掘・研究するRDA社で、先住民のナヴィと交流しやすいように、人間とナヴィのDNAを合わせて作られたのが、アバターです。
主人公ジェイクは、アバターのドライバーとなり、ナヴィのオマティカヤ族と交流を深めていきます。
(色々概念がややこしいですが、ナヴィは私たちで言うところの人間です。多分。)
しかし、資源獲得に必死なクオリッチ大佐率いるRDA社の軍は、中々交渉が進まない様子に我慢できず、オマティカヤ族が住む森に爆弾を打ち込む計画を進めてしまいます。
映画「アバター 3Dリマスター」の登場人物
※ここからネタバレ含みます。ご注意ください!!
ジェイク

画像はアバター姿のジェイク。
元海兵隊。戦後の後遺症として、下半身不随となっています。亡くなった兄に変わって、アバタープロジェクトに参加。
森の調査中に、獰猛な動物に襲われ、仲間とはぐれます。
死にそうな所を助けてくれたのが、オマティカヤ族のネイティリ。
彼女からハンターになるための訓練を受け、無事オマティカヤ族の一員になります。
演じるのはサム・ワーシントン。他出演作品は『ハクソーリッジ』『ターミネーター4』『タイタンの戦い』など。アバターでは半身不随ということで、足がかなり細いんですね。どうやって撮影したんだろうと思っていましたが、実際はシリコンで出来た模型なんだそうです。
ネイティリ

ナヴィ・オマティカヤ族の族長の娘。
死にそうなジェイクを仕方なく救出しました。
付いてくるジェイクを追い返そうとしますが、聖なる木の精がジェイクに集まります。
ここでは聖なる木の精(エイワ)を絶対的神として扱っている為、ジェイクを村へ連れ帰ります。
ネイティリには許嫁がいますが、ジェイクと恋に落ちます。
演じるのは、ゾーイ・サルダナ。『ターミナル』『スター・トレック』最近では『アダム&アダム』などに出演してます。
グレース博士

パンドラの生態系を研究する宇宙生物学者。
グレースもアバターのドライバーです。
ナヴィたちに言葉を教えたり、子供たちに好かれています。
人間との戦いで、撃たれて死んでしまい、祖先たちが眠るエイワの元へと旅たちます。
(エイワの概念が難しい。パンドラの全ての生命の源みたいなもの。エイワから命を借り、お返しする。そんな事を言ってた気がする。)
シガニー・ウィーバーといえば『エイリアン』シリーズですね。
むしろ、それしか浮かびません。アバター姿の彼女も、顔はちゃんとシガニー・ウィーバーでした。
クオリッチ大佐

元海兵隊の大佐。RDA社の傭兵を率いています。
資源獲得の為、オマティカヤ族の住む村の制圧を目論んでおり、無事総攻撃をしかけやがりました。
綺麗な森が台無しですよ。ほんと。
脚を治すことを約束に、ジェイクにスパイを命令。ジェイクもOKOK!て始めたんですよね。結果的に、ジェイクに裏切られたわけですね。クオリッチ大佐もアバターになってみれば良かったのに。ジェイクみたいに心がわりしたかもしれないのに…。
そんなムキムキの役を演じたのは、スティーヴン・ラング。あの『ドント・ブリーズ』の盲目無敵おじいちゃんでした。知りませんでした。昔から、ムキムキ無敵枠だったんですね。
映画「アバター 3Dリマスター」のネタバレ感想
麻痺で歩けない苦しみからの解放
始めてアバターとリンクしたジェイク。
脚が動く喜びから、全力ダッシュします。
もう、初っ端泣きそうでした。
暗闇にいたジェイクが、一気に光を浴びた瞬間、その喜びが(´;ω;`)ブワッっと伝わってきました。
アバターとか、レディ・プレイヤーとかもそうですが、仮想現実みたいなのって憧れます。
人生に疲れた、現実なんて何も良いことないじゃないか!そんな日ってやってくるじゃないですか。私はたまにやって来るんですけど…そんな時に行ける世界があるとしたら、幸せだなって思いますね。
どれだけ、もう一度歩きたいと願ったことだろう。
そう思ったら、彼の夢が叶った瞬間を目の当たりにした気がして、めちゃくちゃ感動しました。
一緒に嬉しくなりました。
スタイル良すぎ・おしゃれなナヴィ

パリコレモデル顔負けの高身長。
細くて長い手足。
おしゃれなブレイズヘアに髪飾り、ミサンガ、飛行する時につけるサングラス(写真のおでこに装着してるやつ)。
めっちゃかっこいい!!!それだけ!!!
後ろにうつってるナヴィのお洒落さ、みてくださいよ、バンダナに髪なんて頭頂部しかありませんから。
顔面に小さい白い斑点が見えると思うんですけど、
これが映像でみると、宇宙もしくは星空みたいでめっちゃ綺麗なんですよね~~。
人で言うそばかすみたいなもんなのかな~~。
こういう細かいディテールとか、伝統感じる部族感とか、素敵ですよね。
人型の生き物と動植物の絡みが好きすぎる
パンドラでは、エイワ(パンドラの生命の源)を通して、全ての生き物が繋がっています。
例えば、この子とか…

伝説の生き物、トルークです。
この子に乗ったナヴィも伝説になるわけです。
ジェイク、乗ってます。
乗ったナヴィは、トルーク・マクトという伝説の存在になれます。
ただ乗るだけなら、技術があれば乗れるんですね。
何が難しいって、絆を結ぶことなんですね。
髪の毛の先端に、絆を結ぶ神経みたいなウニョウニョがついてて、動物がもってるウニョウニョと繋ぎ合わせます。
お互いが選び合うので、相手がOKを出さないと、失恋しちゃうんですね。
そんな風に色んな動物や、植物と絆を結んで通じ合います。
とっても素敵じゃないですか(´;ω;`)
その世界観が、ほんとに大好きです。
上下とか、善悪とかそんな次元じゃなくて、全ての生命は繋がってて、神聖なものなんです。
その美しさが、生き物たちの姿全面に溢れてて…
どの生き物も今までに見たことない姿形をしてて、とにかくビジュアルが衝撃的。
森も、植物も、エイワの妖精も、とにかく美しい。
13年前ですよね?
今観ても、この世界観にはうっとりしちゃいますね~~。
私たちが忘れている、失いかけている、大切なものが描かれている
普通に生活してて、生命を感じることってあまりないじゃないですか?
動物を飼ってたり、植物を育てている方は違うと思うんですけどね。
あと、お子さんがいらっしゃる方とかもそうですね。
私は植物も育てないし、子供もいないので、普通に生きてて生命を感じる時って、誰かが亡くなった時だけなんじゃないかなって思います。
日頃、動植物やそこら辺にいる人の存在の意味とか、自分の命とか生命ってなんだろうとか、当たり前すぎて、考えることすらないんですよね。
この作品をみて思ったのが、パンドラの世界観って、ただの美しい夢物語じゃなくて、私たちの世界と同じなんだな~~ってことです。
目に見えていないだけで、同じなんだと思います。
本来、あんな美しい世界に私たちもいるのに、日々の当たり前の生活にかき消されているんだなと。
だって人類自体奇跡ですよね、ほんと。
人類が生まれて、便利に生きていくために奪った神聖で美しいものって、数えきれないほどあるんでしょうね。
自分以外への敬意とか、絆とか、愛とか。
人以外への敬意とか、絆とか、愛とか。
アダムとイブから生まれたんだから、地球人だってみんな繋がってるはずなんですよね。
私たちも、みんな繋がってて、仲間なはずなんですよね。
そんな、自分の中の概念が覆るような体験をしました。
まとめ
アバター 3Dリマスター、満足すぎる映画体験でした。
2週間限定公開だったので、もう終わっちゃうかな??
今回映画館で観れなかった方も、まだ観たことがない方も、是非プライムビデオとかで観てください!
そして、続編『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』を映画館で楽しみましょう!
1は神聖な森が舞台でしたが、2は海です。
ジェイムズ・キャメロン監督は海オタクだそうです。
こだわりまくってるそうです。
新しい部族も楽しみです。
楽しみすぎて、眠れない…
それでは、長い文章にお付きいいただき、ありがとうございました。
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