※この記事はネタバレしています!
奇妙な雰囲気を放つ映画「ブラック・フォン」のパケと口コミの良さから、これは映画館で観なければ!という使命感にかられ行ってきました。
ロッテントマトでの支持率は83%、私的評価は星5中3.9くらい。
イーサン・ホーク演じる殺人鬼が、ほんとに気持ち悪くて、まさにクリミナルマインドに出てきそうな犯人なんですよ。
そして狙ってるのが小さな子供ではなく、ある程度反抗してきそうな少年たちっていうのも、殺人にそれ以上のスリル求めんな!って感じで狂ってて怖かったです。
ちょびっと深堀してみましょう。
映画「ブラック・フォン」の概要

え、完全に進撃の巨人の車力の巨人風ですよねw (きもくて好きなんですよね)
原題 | The Black Phone |
公開(日本) | 2022年/107分 |
製作国 | アメリカ |
監督 | スコット・デリクソン |
脚本 | スコット・デリクソン、C・ロバート・カーギル |
原作 | ジョー・ヒル『黒電話』 |
撮影 | ブレット・ユトキーヴィッチ |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
出演 | イーサン・ホーク、メイソン・テムズ、マデリーン・マックグロウ |
参考:公式サイト
この映画の制作会社がブラムハウス・プロダクションズという会社。「透明人間」や「ゲット・アウト」などのスリラー系の映画をバンバン出してる気鋭制作集団らしい(公式によると)
確かに、ゲット・アウトはおもろかった!
監督は「ドクター・ストレンジ」「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン監督。
そして、殺人犯のグラバー役には、イーサン・ホーク。誰?状態wすみません、えせ映画好き通ります。作品も観た事ありませんでした。作中は、ずっと車力の巨人マスクを着用。マスクはいくつか種類があるようで、時と場合によっては顔の上半身が出てたり、下半身が出てたり。
あたおか感と不気味な雰囲気が良かったですよね。でも、顔はまじ映ってないw
映画「ブラック・フォン」の簡単あらすじ
連続誘拐犯に捕まり、地下に監禁された少年フィニーの脱出劇。
映画「ブラック・フォン」の予告動画
映画「ブラック・フォン」の感想・考察
結論、これまでに誘拐・監禁の末に殺害されてしまった少年たちが、監禁される部屋についている黒電話を通してフィニーを助けるお話でした。
なんだろう、歳をとるにつれて、子供を痛めつけようとする変態な大人に心底憤りを感じます。この映画の殺人鬼についても、絶対に、実際にこういう殺人鬼って世界にたくさんいるじゃないですか。信じたくないけど。
そう思うだけで非常に胸糞。
でも、この映画の良かった所は、殺されてしまった少年たちそれぞれが、この場所で監禁されている間も一生懸命に生きようと頑張っていた事、そして捕まっているフィニーをみんなで助けようとしている事、フィニーが命がけで必死に逃げようとしている事、子供なのに、怖いだろうに、一生懸命頑張っている所に、大人に比べればきっと弱いはずなのに、それに負けない子供たちの生命力みたいなものを感じました。
「僕の時はこれで失敗したから、こうした方が良いよ」
「逃げる為に、僕はこれ準備してたんだ、だから使いなよ!」
フィニーにそう伝える為に、次々鳴り響く黒電話。
ああ、胸が痛い。でもお願いだからフィニーだけでも助かってくれ。そんな思いで観てました。
でも胸が痛いだけじゃなくて、会場が一気にビクッてなっちゃうシーンもあって、サイコスリラーだけどちゃんとホラー要素もあるから、ドキドキしながら楽しんで観れました。
電話線の切れた黒電話の着信音を聞く事が出来たフィニーと、予知夢をみる事ができる妹のグウェン。
2人ともお母さんから不思議な力を受け継いでいたんでしょうね。
何か、実際の事件でもこういう事件ありましたよね。
家族か誰かの夢に行方不明になった人が出てきて、「私殺されて、ここに埋められてるの」って言って、そこ探しにいったらほんとに死体が埋まってたっていう事件。
やっぱそういうの見ると、予知夢とか霊感とか信じざるを得ないのかなって思っちゃいますよね。
ブラック・フォン、ホラーとしても、サイコスリラーとしてもとても面白かったです!
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