※この記事はグロい話します。無理な方はUターン願います。そして大いにネタバレしてます。
最近、グロ映画界では哭悲という映画が話題になっているようで、1週間位前から気になって気になって仕方がない。そんな症状に見舞われました。
しかも数少ない上映館の徒歩5分圏内に住んでいるという、これは試練なのか?という不運な状況w
しかも、rotten tomatoseでも支持率91%とかいうから更に気になる。
▶結局「哭悲」翌日観た
グロ耐性はかなりある方だと思うけど、正直そんなに好きではない。
でも嫌いでもない。むしろその、オエっと感を楽しむものだと思ってる。絶対怖いし後悔する事は分かってるけど入っちゃうお化け屋敷みたいなもん。
昔は、SAWとかホステルとか、ムカデ人間とかみて、オウッてなりながらキャハキャハしてたけど、最近は進んで観ようとは思わなくなりましたね。
前置き長すぎやー!
本題。
ちょっと自分のグロ耐性レベルを見誤ってる可能性があるので、グロ界で有名な、しかも18禁のやつで自分試しをしよう。これで全然行けたら哭悲行ったろ!!!!!そんなわけで選んだのが
イーライ・ロス監督の『グリーン・インフェルノ』。
『ホステル』の監督さん。ちなみにこの監督製作・出演の『クラウン
』って映画も中々恐ろしくて悲しくておススメです(ピエロのお話。)
【グリーン・インフェルノのあらすじ】
環境保護を訴える活動をしている学生グループたちはアマゾンの森林伐採の不正を暴くために現地を訪れる。しかし、彼らの過激な活動は問題視され、強制送還されてしまう。不運にも帰路についた飛行機にエンジントラブルが発生。あえなく彼らの乗った飛行機は、熱帯雨林に墜落してしまう。生き残った学生たちは助けを求めるのだが、そこにいたのは人間を食べる習慣をもつ食人族だった…。捕らわれた彼らは一人、また一人と喰われていく―。
Filmarksあらすじ引用
人食い民族のお話です。
正直、人食いとか考えらんない!気持ち悪い!きちがいすぎ!と暴言を吐きそうな思いでこれまでの人生生きてきました。そして、私、今回初めて人食い系の映画観たんですよね。
そしたら、何とも言えない気持ちにさせられました。
飛行機で墜落した所を、人食い族に捕まってしまうんです。で、うわあ、どんな残虐な殺され方するんやろ。と不安な気持ちが沸きおこります。
民族の長みたいな人が出てきて一人ずつ品定めした後に、檻の中に入れられるんですが、1人のちょっと太めの青年が選ばれし食料となってしまいます。
で、文字にするのもきついけど、まず目をくり抜いて長がeat!しかも両目。
そして、舌をグイっとチョキっとeat!
両腕両足頭部をcut!(キングダム読んどいて良かった。観た衝撃が抑えられた気がするw)
映画の中でのグロレーダーでいうと、ここが山場だったかなと思います。
ここ、ただのグロシーンだと思えばそれだけなんですけど、私にはどうもそうは映らなくて。
その後、カットした肉を蒸し焼きにしたり、トウモロコシ切ったり、まるで普通の料理をしているキッチンに見えるんですよね。
この民族にとってみれば、この一連の仕打ちも生活の一部でしかないと思うんです。私たちが家畜と題して、牛や豚、その他の動物たちにしている事となんら変わりはない。
そう思えてならなくて、そこからもう青年が家畜にしか見えない。
目をくり抜かれてても、私らも、魚の目食べるとカルシウムが豊富よなんて言ってるし、
舌ちょんぎられても、私らも「タンうめえ!」とか言うしな。
四肢切られても、ほんと家畜にしか見えなくて、豚や牛に置き換えた情景が浮かんできて、何かとっても悲しい気持ちになってきました。
もうそこからグロとかどうでも良くなってきちゃって、誰が人間や犬は殺しちゃダメ、でも豚や牛はOKなんて決めたんだろう。そこにある命の重さの違いに、胸が痛くなって、結論から言うと謎に泣きましたw
それは生きる為であって、悪いとかそういう事ではない。
だから、この人食い民族も同じ事であって、仮にこんな事が起こっていたとしたら、残虐以外の何物でもないけど、それは決して責められる事ではないな。そう思っちゃって。
だから、私はこの映画の主人公がした最後の決断には賛成派です。
それが彼らの歴史なんだと思うんですよね。豚目線でみたら、なんで人間はこんな残虐な事ができるんだ。そう思ってるだろうしね。
歴史のままに生きてるのに、人食ったから、残虐だ!死刑だ!皆殺しだ!なんてのは絶対に違うもん。
そんな風に、私たちの食文化についても大いに考えさせられる映画でした。
ものすごく個人的に感じた事ですけど、この民族たちは捕まえた学生たちに、決して食材に対しての有難みのような感謝の気持ちがあるようには見えないんですよね。
”高級品が入ってうぇーい”くらいのノリ。
飛行機の墜落が原因で死んでしまった仲間も、持ち帰って食べるわけでもなく串刺しにして、その場に置き去り。
ここもまるで私たちが、”今日は高級焼肉よ!うぇーい!”
”スーパーで、買うならやっぱり新鮮なものよね!”そんな事を日々口にしているのを現したように見えましたね。
私たちは、食材に感謝する事を忘れすぎていないか。命の重さを日々実感できているか。
ゴールデンカムイのアシリパたちのように、感謝の心を常に持って生きている人たちの尊さのようなものも強く実感した気がします。
むしろ私はそこがこの映画を観る意味だったと思う。そして、これからこういうスプラッター映画をみたら、確実にこの映画を思い出すと思います。
グロい気持ち悪さよりも、命について考えてしまって、その重さで胸が痛い気持ち悪さに溢れてました。
結論、私のグロ耐性は良く計れませんでしたwでも、久しぶりにグロ映画で一時胸がむかむかしたので、哭悲観るのは止めておこうと思いますw
→結局気になって眠れず翌日観に行きましたww
是非、色んな方の感想みて、ヒーヒー言いながら楽しみたいと思います。
ちなみに、当分肉は食べたくない。w
グロい事たくさん言ってすみません。気分害された方いたらすみません。
▼アマゾンプライムビデオで観る
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