※これは学生時代、大の勉強嫌いで有名だった私が語る、ただの映画愛です。間違っても歴史的情報をここに求めないようお願います。
もちろん本日も、ネタバレありです。
高校生の頃、初めて中国歴史映画の面白さを教えてくれたのが、「三国志演義」赤壁の戦いを基に作られた映画『レッドクリフ』でした。
「キングダム」が好きなら、是非ともこのレッドクリフも一度観て頂きたい、そんな思いであります。
映画「レッドクリフ」の概要

監督:ジョン・ウー
原題「赤壁 Red Cliff」/2008/145分/中国、香港、日本、韓国、台湾、アメリカ
三国志/頭脳戦/濃い最強キャラクター
個人的評価:
レッドクリフは「レッドクリフ PartⅠ」「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-
」の2部構成になっています。
主演は「インファナル・アフェア」のトニー・レオン。そして、本作でかの有名な諸葛孔明を演じるのが金城武です。その他にも、「少林サッカー
」でヒロインを演じたヴィッキー・チャオや中村獅童が出演しています。日本人も活躍していて嬉しい作品です。
そして、レッドクリフが好きな理由の1つとして外せないのが音楽です。担当しているのはまさかの日本人で、『血と骨』や『殺人の追憶』『山本五十六』などたくさんの名作の楽曲を手掛けている岩代太郎さんです。
この曲が流れると、大人になった今でも「きたきたきたきた…始まるぞぉ!」と胸が高鳴るんですね。最高です。
三国志と漫画「キングダム」の時代の前後関係
三国志の時代を400年程遡ったのがキングダムの時代のようです。
これを知ると、ああ、嬴政が頑張って天下統一を果たしたとて、時代は移り変わってしまうのだなと少し切なくなりました(笑)
映画「レッドクリフ」の簡単あらすじ

漢の丞相「曹操」は天下統一を果たす為、邪魔な「劉備」「孫権」の抹殺を目論む。
そこで劉備軍と孫権軍は手を組み、曹操軍と戦うことになります。その戦場となるのが赤壁です。
曹操の目的は、天下統一の他にもあります。
孫権軍の司令官である周瑜の妻「小喬」を自分のものにするという、変態チックな目的です。
映画「レッドクリフ」の登場人物&相関図
曹操軍80万
漢の丞相「曹操」

VS
劉備軍2万
君主「劉備」に仕えるのが、軍師諸葛孔明(金城武)、将軍:関羽、趙雲、張飛

+手を組む
孫権軍3万
君主「孫権」に仕えるのが、大都徳:周瑜(トニー・レオン)、周瑜の部下:甘興(中村獅童)

分かりにくいですよね。すみません。しっかりした相関図作れる程の技量が私にはありませんでした(笑)
映画「レッドクリフ」のネタバレ感想
はじめて見る戦法にわくわくが止まらない

初めてこの映画を観た時の衝撃といったら、ものすごいものでした。
金城武演じる諸葛孔明と、トニーレオン演じる周瑜のナイスコンビから繰り出される、華麗な戦法と策略に、新しいもんを見せられた!という興奮と胸の高鳴りが止まりませんでしたね。
キングダムやスリーハンドレッドなどにも出てくる戦法もありました。
キングダム読んでても思うけど、昔の将軍や軍師は頭良すぎませんか?
何度観ても、魅力的なキャラしかいない

1人1人キャラが特徴的で、とにかくかっこいいんですよね、みんなおじさんなのに、みんなかっこ良い。
バンドとかで、まずはギター!お次はベース!そしてドラムー!みたいに自己紹介がてら演奏するじゃないですか。あんな感じで1人ずつ登場してくるから、めっちゃテンションあがります(笑)
特に劉備軍の将軍3人組、関羽、趙雲、張飛の登場がめっちゃかっこいい!
ロードオブザリングで例えると、アラゴルンと、エルフのレゴラスと、ドワーフのギムリのスリーセットみたいなんですよね。張飛のキャラクターが本当にギムリと重なります(笑)
作品の中で群を抜いて魅力的なのが、金城武演じる諸葛孔明です。
美しすぎる、諸葛孔明あんまり知らんけど、適役すぎる!!!これから一生、目や心の保養が必要な時はレッドクリフの諸葛孔明を拝むと心に決めました。
そして、この映画出てくる女性陣がみんな超美人。
周瑜の妻、小喬役のリン・チーリン。

顔小さくて、背が高くて骨細なスラっとした手足長いタイプ。顔も薄味なのにパーツが全部美しくて、さらには完璧といっても過言ではないほどの配置バランスです。
撮影の際、彼女がかっこよすぎる金城武に見惚れていたというエピソードがありますが、金城武もきっと美しすぎる彼女に釘付けだったことでしょう…。
孫権の妹、孫尚香役のヴィッキー・チャオは、少林サッカーにも登場してたあの美人です。調べてみると、小説の中では尚香は劉備の奥さんなんだそうです。映画の中では、諸葛孔明と良い感じな描かれ方に見えたので意外ですね(笑)
この映画の悪役であり、個人的にかなり好きなキャラクターの1人曹操。
また彼が良いキャラなんですよね、ほんとの曹操がどんな人だったかは知りません。
でも、この映画の曹操は嫌なやつで敵なんだけど、なんか憎めないし惨めというか可哀そうなんですよね(笑)
彼が最後、結んでる髪を射られて髪がほどけて、あああああー!!と叫んでるシーン。何か情けなくて毎回めっちゃツボります。

絶対勝てるはずの戦なのに、大好きな小喬に鼻の下を伸ばしている間に勝機を逃してしまいました。
出来る男なはずなのに、色々選択を見誤ってて不運な風吹きまくりで、途中から可哀そうの一言でした(笑)
まとめ
この映画を観てると、三国志についてもっと知りたくなりますよね。
当時、私は日本史を選択していて赤点ばっかりとっていた気がするので、世界史を選んでおけばな、と少し後悔しています。
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