【ネタバレ感想】映画『ステップフォード・ワイフ』美しすぎる妻たち

ステップフォードワイフ コメディ
出典:IMDb「Stepford Wife(2004)」
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美人を拝みた~い!
美人に溺れた~い!
そんなよこしまな考えでチョイスいたしました。
結果、美女たちに溺れ、恐怖を浴びる結果となりました。


ステップフォード・ワイフ (字幕版)


監督:フランク・オズ
原題『THE STEPFORD WIVES』/2005/93min/America
コメディ/SF/サスペンス/美人たくさん
個人的評価4.0

この作品は、1960年代~1970年代に広がったウーマンリブ(ウィメンズ・リベレーションの略)運動が背景ある作品です。女性は女性らしく、夫や家庭の為に尽くす存在でなければならないという、社会からの押し付けに生きづらさを感じる女性たちが、それらの風潮・男性からの解放、社会的地位の向上や自由の獲得を願って行われた運動です。(参考:「ウーマンリブ」が意味する女性の自由と権利の歴史とは

原作はアイラ・レヴィンの小説『ステップフォードの妻たち』。


そして、1975年ステップフォード・ワイフのリメイク作品なんですね、ロッテントマトを観る限り、原作の方が評価が高いし、どんな映画も大概オリジナルの方が面白いので、気になります。

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映画『ステップフォード・ワイフ』のあらすじ

出典:IMDb『Stepford Wife』
もぬけの殻となったジョアンナと、励ます夫ウォルター

ジョアンナ(ニコール・キッドマン)は超人気番組プロデューサーでしたが、過激な番組の内容が原因で事件が起き、辞任させられてしまいます。人生をかけて積み上げてきたキャリアが一掃され、もぬけの殻になってしまいます。

妻を支えてきた夫のウォルター(マシュー・ブロデリック)は、家族の為に、郊外の高級住宅街「ステップフォード」への引っ越しを提案します。

ステップフォードの街は、綺麗で治安も良く、そこに住む住人の妻たちは、みな目を疑うほどに美しく、家事も旦那への奉仕も完璧。ジョアンナは、そんな妻たちに疑念を抱き始めるのでした…。

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映画『ステップフォード・ワイフ』の登場人物

※ネタバレありですので、ご注意ください!!

ジョアンナ

出典:IMDb 街に馴染もうとするジョアンナ

美人で仕事人間のジョアンナ(ニコール・キッドマン)。独特な空気感に包まれるステップフォードの妻たちに違和感を感じながらも、夫や子供の為に馴染もうとがんばります。

ベリーショートのニコール、もう何なん!美しすぎるでしょ!神様、不公平すぎるでしょ(笑)細胞レベルで美が滲み出ていました。

ウォルター

出典:IMDb 

仕事一筋のジョアンナを陰で支えるめっちゃ良い夫ウォルター(マシュー・ブロデリック)…でしたが、ステップフォードの男たちに洗脳されてしまいます。洗脳なのか…良い夫でいようと我慢してきた本音が漏れた結果なのか…

どこかで観たことあるこの可愛らしい顔。ジムキャリー主演の「ケーブルガイ」に出演してました!

マイクとクレア

出典:IMDb

マイク(クリストファー・ウォーケン)、妻クレア(グレン・クローズ)、この夫婦がステップフォードの秘密の黒幕です。若くてスタイルも良く、家事も夫の世話も献身的にこなす妻像。それを実現する為に『完璧な妻』を作り出したんですね。

豪華夫婦。このグレン・クローズを観て、不倫の恐怖を描いた「危険な情事」を思い出しました。危険な情事、めっちゃ怖いのでおススメです

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映画『ステップフォードワイフ』のネタバレ感想

旦那にとっての完璧な妻とは

ステップフォードは、元脳科学系の優秀な仕事人間だったクレアの理想郷として作られたロボット村です。男は男らしく、女は清く美しく、昔のような完璧でロマンチックな世界を手に入れたかった。

ステップフォードの妻たちは、完璧で夫に従順なロボットに改造されます。そしてその妻たちは皆、元を辿れば旦那よりも仕事で成功していたキャリアウーマン。その旦那たちの劣等感を上手く利用して、完璧な妻ロボットを作ることに賛同させています。

クレアがステップフォードを造るきっかけとなったのが、旦那マイクの浮気なんですが、だったらまずは完璧な夫ロボットから造れば良かったのに~~!と思ったり。できる妻の自由を奪う男たちに、少し嫌悪感を抱いてしまったんですが、これが浮気ばっかりする男の、理想の旦那ロボット化だったら大賛成なんですけどね~~(/ω\)

ロボット化された妻たちの主婦業が完璧で、結局こういう女が求められるのよね、でも私は真逆(笑)いくら女性に自由を!という時代であったとしても、参考にすべき点はたくさんあったのというのが本音です!

バービーの世界観、かーわーいーいー!

もう世界観はバービー人形の世界ですよね。

オープニングから、この映画何かおかしい…みたいな違和感たっぷりで、完璧な外見を持ちながらも、感情はなく、リモコンで動き、時にバグがおきて暴走する…そんな美女たち、たまりません(笑)

元々プログラムされた会話のパターンがあるのか、生身の人間が発する冗談に対して、iPhoneの「それは、私にはわかりません(真顔)」的な感じで反応してくれないのも、また怖くて面白い。

まとめ

あほな旦那たちだな~~と思いつつも、こういう悩みを抱える旦那さんって意外と多そう…。

長い歴史で人間たちに刷り込まれた固定概念って強固なもんですよね。

男は山で芝刈りを、女は川で洗濯を…もうそんな時代じゃないと分かっていても、本音を言えばそれが当たり前だと思い込んでしまってる自分もいる。

こんな自分が嫌になりつつも、私はキャリアウーマンではないので、ある程度の家庭的な女力は身に着けておこうと思います…(笑)

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