今日は元気がないんです….。
何も考えずに、前向きで明るい気分になれるコメディでも観ようか!
コメディと検索窓に入力すると、
堂々とこれを観ときな!と登場した
『ザ・トリップ』(2021)!!
監督:トミー・ウィルコラ
原題『I onde dager ・The Trip』/
2021/113min/Norway
軽くあらすじを読むと、
夫婦である事にうんざりしている2人が殺し合うとな…?!?!
これはコメディなのか?でもそういうブラコメ系(black comedy)は好物。
元気になれる事を願って…。
画像が中々見つからないので、取り敢えず広告動画を。
週末に、コテージで過ごすある夫婦。
夫のラーシュ(アクセル・ヘニー)が道具を準備し、妻リサ (ノオミ・ラパス)殺害へといざ参らん!のシーンです。
トンカチで頭をひと叩きして殺害する予定でしたが、同様に、夫殺害を目論むリサはスタンガンで一歩先を行きます!
この映画、軽い夫婦喧嘩映画のつもりで観始めたら、思わぬサプライズの嵐。
結果、とってもとっても大好物な映画でしたw
※ここからは、ネタバレ含みます!ご注意ください。
サプライス1 複数の訪問者
まさかの刺客
夫婦水入らずの殺人アクションを魅せられるのかな?と思いきや…
お互い命を狙い合っている夫婦ですが、どっちが雇ったのかは伏せときますが、良きタイミングで刺客が現れます!保険金を折半する約束で雇われた男です。
いきなりお前誰やねん!あ~~!あの時のお前か!結果、お金に惑わされて大して役にもただず死にます。
脱獄ずっこけ3人組
次に現れるのが、脱獄囚3人組。
森をさまよって発見したのが、夫婦のコテージでした。
『この夫婦、殺し合おうとしてないか?!!(ニヤリ)』悪人の血が騒ぎだすんですね。夫婦を捕まえて縄で縛りつけます。
また、この3人がどことなくドンくさいんですよね。怖いようで、怖くない、悪い奴じゃないんじゃない?という気さえする!
おじいちゃん登場
施設に入っているはずのラーシュの父親がいきなり登場します!
また、ここも面白い(笑)
施設生活に嫌気がさしていたおじいちゃん。
おじいフレンドから『あんたんとこ、何か様子がおかしいよ』と連絡を受け、自分が建てた大切なコテージを守ろうとやってきます!可愛い。ワイルド。(どっちやねん)
サプライズ2 随所に光るコメディ感
始めにお互いが殺し合おうとしていると知った場面ですね、夫婦で言い合いするんですが、そこがとにかく笑えるw
夫は、妻の浮気を見つけ殺害を目論んだわけです。
一方妻は、ギャンプル借金まみれの夫、あなたと幸せな生活は出来ないじゃない!と浮気に踏み込んだ。
あ、ここで職業の紹介ですが、夫はドラマ監督、妻は女優です(多分両方ともそんなに売れてない)
そこで、お互いをボロッカスにけなし合うんですが、リサ役のノオミ・ラパスの演技がまじでウケるw
バカに仕方が超上手い!
途中、ずっこけ脱獄囚の1人が性欲が爆発して、手を出しても良いかい??そうボスに聞くんですよ。
そしたら、最低な夫ラーシュはどうぞどうぞ、行っちゃってくださいと合いの手を入れます。やめてと泣くリサ。脱獄囚ボスはOKを出します。
はい、余裕な顔をかましてたラーシュですが、その脱獄囚のご指名は何とラーシュだったんですよねww
まさかの、ラーシュ襲われる側。赤ん坊のように泣き叫ぶラーシュ…!
どうなったんでしょうか。(あ、そこそんなに気にならないかw)
とにかく、私の語彙力では伝わらない、じわじわくるお笑いが散乱してます(笑)
なんやかんや上手いこと縄を解き、いつの間にか脱獄囚vs夫婦という構成に切り替わっていきます。
その間にも、随所に伏線が散りばめられていて、次々回収していくので、わあ!あの時のアレね!!ってめちゃめちゃ楽しめました~~!
サプライズ3 思わぬスプラッター描写
まあ、殺人映画ともすればある程度の血は覚悟の上でしたよ!
が、しかし…!
思わぬ中級レベルのスプラッター描写(笑)
ご飯食べながらは控えたいと思うレベルではありました。
例を挙げると…
揉み合って何故かショットガンの口を手で握って発砲を防ごうとする刺客。
当然発砲からの手の平ぶっ飛び~~!とか
頭ぶっ飛び~~!!とか
内臓お目見え~~!!とか(笑)
私が1番恐怖を感じたのが、芝刈り機を裏返して始動させて、そこに顔面を…とかいう恐怖シーン。
結構身構えてみてしまってる自分がいた事に驚キーノでした(笑)
汗だくですよw
まとめ
冒頭でおじいちゃんがラーシュに言います、『戦争を経験してない奴は本当の苦しみを知らない。それでは本物の男にはなれないのだ!』
そして、ラスト。この悲惨な戦いを目にしたおじいちゃんは、よくやったな、強くなったな。そうにっこり言います。ほっこり…なのか?w現場が荒れすぎてほっこりもほっこりしませんねwここでまた1個伏線回収っと…!
風景、人物、お洋服を観てお洒落とは良く言うもんですが、なんでしょう..ストーリーとか、台詞、音楽、見せ方とかもろもろ含めて、
『あ、この映画何てお洒落なの…』
自然に声にだしてました(笑)
大好きな映画にベスト入りしました。
結構おススメですよ。
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