私は、バービーよりリカちゃん人形で育った人間です。
薄い髪の毛を人間用のくしでとかしたり、人間用のゴムで無理やり縛ったり、ちっこいゴム製のパンプスとか履かせてたなと懐かしくなりました。リカちゃん人形って髪の毛めくってみると意外と薄いんですよね(笑)
なんか髪の色変わる子とかいましたよね。私が持ってたのは緑の髪が、一緒にお風呂入ったりドライヤーで乾かしたりすると温度の変化で黄色に変わるんです。しかも、お風呂に入れて人形内に水が入る想定なもんだからご丁寧におしっこする穴まで開いてて(笑)
バービーに馴染みはないですが、歩き方とか、ずっとつま先立ちなのとか、空のコップで美味しそうにドリンク飲むとことか、おっそい車とか、何か分かる~と懐かしみを感じることができました。
マーゴット・ロビーが美しすぎて、もうバービーでした。
映画「バービー」の予告動画
映画『バービー』のキャスト
主役のバービーは、美しすぎるマーゴット・ロビーですね。ボーイフレンドのケンは、ライアン・ゴズリング。私、前からライアン・ゴズリングがあまりタイプではなくて、これが大好きなジョシュ・ハートネットとかが演じてたら総合評価上がったかもくらいに、このケンも好きになれなかった。ごめんなさい。
映画『バービー』の感想
完結に言うと、好みじゃなすぎて全く入り込めなかったです。
マーゴット・ロビーが可愛いから最後まで観たけど、途中でやめたくなっちゃいました。
男尊女卑、差別・偏見、自分の存在意義や加齢への恐怖とか、いろいろメッセージ性が詰まっているのは伝わってくるけど、ストーリーが本当につまらなかったです。
バービー界と人間界の裂け目がどうこうとかいうのもいまいちよく分からなくて、その2つの世界行き来できるとかこんなワクワクする設定なのにもかかわらず、全然引き込まれない。
あまり好みの映画ではなかったという感じですね。
ただ、ハッとなった部分もあって。バービーの世界はバービーが最強、ケンとかその他モブキャラは住んでる家すら定かではないくらいどうでも良い存在にように扱われている。しかもバービーたちには何の悪気もなく当たり前のように。そしてそれが逆転した時、私はかなりの嫌悪感を感じました。普段当たり前になって忘れてるけど男尊女卑ってこういうことだよね、って浮き彫りになった状況にこれはやっぱおかしいよねと思わされました。
フランス映画の「軽い男じゃないのよ/I Am Not Easy Man」観た時も同じように酷い不快感を感じました。この映画では、『男はか弱くて家で家事・子育てに徹し女に守られる生き物、女は仕事を頑張り男を弄ぶ生き物』に世界が変わってしまうという話なんですが、男女が入れ替わるだけでこんなに不快な気持ちになるのかと女性が担っている苦難事を改めて考えるきかっけになります。女性に対して気持ち悪いとさえ思ってしまうんですよね。
何者かの権力や思考に偏りそれが当たり前になって何も不都合を感じない(バービーの映画でいう洗脳ですね)、そんな私たちの社会が顕著に描かれていました。多様性、みな平等のために、長年の歴史で刷り込まれてきた洗脳をとくには長い時間がかかりそうだなと私自身の思考からもそう感じます。
まあ、この映画で心に残ったのはそこら辺だけですかね。あとはひたすら
マーゴット・ロビー可愛い!
マーゴット・ロビー可愛い!
マーゴット・ロビー可愛い!
の繰り返しでした。
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