映画『異人たち』感想。これは幻?考えだすと目が回ってしょうがない

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予告で、なんだかエモくて良い映画感を醸し出していたこの映画。しかもアフターサンに出てたポール・メスカルが出演してるってことで、やっぱりこれはなんだか凄そうだから観ておこうとミーハー心で鑑賞。

「….目が回る」

一言でいうとそんな感想でした。

あ、もう1個。個人的には「異人たちとの夏」の方が好き(小声)。

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「異人たち」の予告編動画

引用元:YouTube
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「異人たち」の概要

原作は、山田太一さんの小説「異人たちとの夏」。

1988年に、大林宣彦さんが監督をつとめ映画化されています。

映画「異人たちとの夏」は、ファンタジー&ホラーで大林監督味をしっかりと感じる作品。私は大林監督の「ハウス」を見て、結構ひいちゃったのでw

あ、良い意味です。

「異人たちとの夏」にもその私がひいちゃったポイントが唐突にポーンとやって来るので、どんな展開やねん!!!って声に出してしまいました。

それと比べ「異人たち」はホラー味薄めで、より幻想的な感じです。夢と現実の堺がいつまでも分からずに目が回るそんな印象でした。

原作は読んでないんですよね…両映画の落ち方が結構違うと感じたので、原作読んで作者の意図的なものは感じてみたいなと思っています。

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「異人たち」の監督・キャスト

監督はアンドリュー・ヘイ。過去作品見たことはないですが、パッケージみると似たようなエモーショナルな作品が多そうです。

主演はアンドリュー・スコット、恋人役にポール・メスカル。

アンドリュー・スコットに関しては、どっかで見たことあるけど分からない!「1917 命をかけた伝令」に出演してたみたいです!何の役なのかは覚えてない!

ポール・メスカルについて、目を離したすきに消えちゃいそうな儚さというコメントを見つけました。めっちゃ共感!役柄もあるんだろうけど、薄い顔で記憶に残らなそうなのに、なんか、切ない顔=ポールメスカルでインプットされててずっと切なさとともに忘れられない顔みたいなw不思議な魅力のある俳優さんですよね。

「異人たち」の感想

※こっからはFilmarksに投稿してたのそのまま添付するので、話し言葉変わります。

登場人物たちのそれぞれが思う望みや後悔を現実とか幻想関係なしに1ヵ所に集めた感じ。ほんとにこの世界観考え出すと目が回りそうになる。

異人たちとの夏見たあとだったから、最初ハリーがアダムの部屋訪れた時、既に泣きそうだった。

1点、マンションでかすぎ!
こんなでかいマンションに2人はさすがに主人公すら存在するのか疑うレベル!それくらい孤独だよってこと?

死んでしまった人に会いたいと思うのと同じように、死んでしまった人も生きている人にまた会いたいと後悔抱えてるよなぁ。

なんか愛が微笑む時思い出した。あんな風に両親やハリーも天国から送られてきたのかな…

結局この物語はなんだったんだろうと…とひたすら考えた結果、全部アダムの夢だったんじゃないかなという結論にいたった。原作は読んでないし、オリジナルではそういうオチではなかったけども。

両親のあたたかさにもう一度触れたいという思いが夢に。
孤独な自分を誰かに見つけてほしい気持ちとそんな自分をあたたかく包み込む存在とその両方がハリーとして誕生したんじゃないか..とか思ったり。

最後の2人が光になって星になる演出、とても綺麗。でも寂しい孤独な殻に閉じ籠ったまま星になることを選んだように感じて切なかった。

単純に映画として、オリジナルの方が面白くて好みだった。オリジナルは現実と幻想のオンオフが分かりやすく、こっちは緩やかなグラデーションになってる感じでやっぱり目が回る。そういう感じも夢っぽい。

原作者はどういう思いでこの作品を書いたのか、原作を読んでみたくなった。

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